修理

2012年11月30日

ダイニチファンヒーター不良灯油故障修理

めっきり寒くなってきまして、週末は雪になりそうだとの予報ですが
いよいよつらい季節がやってきました・・・
気温の低下と共に暖房機器の修理や問い合わせが増えてきてまして
今日はファンヒーターの「不良灯油が原因による故障」の修理を記載致します。

「新品のファンヒーターなのに火が点かなくなった」と言われる故障のほとんどは
不良灯油が原因です。
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今回の修理は「E03」エラー表示、と同時にタンクには灯油がいっぱい入っているのに
給油ランプが点滅しっぱなしといった故障です。

給油ランプが点いてる症状は、タンクから内部の灯油受け皿に灯油が
流れていかない状態にあります。
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タンクの下にはゴミが内部に入らないように灯油フィルターがあります。
こちらのフィルターに水が染み込むと「水と油」というくらい相性の悪い灯油は
フィルターを通ることができず、タンクから受け皿に灯油が流れていかなくなるのです。
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こちらが取り外した「灯油フィルター」です。
赤枠の部分がフィルターになっており、通常はそこから灯油が流れます。
案の定、今回は灯油が全く流れていきません。

「E03」エラー表示は内部の灯油受け皿の灯油がなくなり、燃料切れで
火が消えてしまいエラーが出たと考えられます。

そこで、フィルターの含んでいる水気を吸い取り充分に乾かせてから
新しい状態の良い灯油を、フィルターに先に染み込ませます。
(詳しい処置の仕方は割愛します。^0^;)
その後タンクの灯油も新しいものに変えて完了です。

修理前にフィルターを灯油が流れていかない状態と
修理後に灯油が流れていく状態をお客さんにもご確認頂きご納得頂きました。

ファンヒーターで使う灯油にはくれぐれもお気を付け下さい。


kobaden_itoigawa at 14:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年03月01日

IHクッキングヒーター HTW-4SFS修理

今年も、もう3月なんですね・・・早いなぁ・・・

先日IHクッキングヒーターの修理を承りました。

日立のHTW-4SFSです。

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上面左側の操作部がきかなくなってました。
今の現行機種は改良されているんですが
この頃の機種は吹きこぼれたりすると操作部シールの
隙間から湿気が中に入ってしまい基板が腐食しがちです。

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天板を開けたところです。
基板を外し交換します。
交換する新しい基板は腐食対策がされております。

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交換した古い基板です。
やはりスイッチ部分が腐食してました。
見てもらうと基板はむき出しで、腐食対策はしてありませんね。

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天板を戻し、まだ操作部のシールは剥がしたままです。

以前、同等機種の修理の際このシールの残りが
なかなか剥がせず苦労したんですが
その教訓を生かし、今回は剥離剤を準備していきましたので
スムーズに修理を進めることができました。

元通りキッチンに戻し、試運転をして修理完了です。

これでまた快適にお使い下さい♪

kobaden_itoigawa at 16:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年02月12日

F・Fストーブ修理

連日寒い日が続いている糸魚川ですが
暖房器具の納品、修理も増えております。

このブログに訪れる方も冬場の今は「ダイニチ」や
「ストーブ修理」などで検索されて来られる方が多いようです。

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そんななか、日立F・F式ストーブのKH-B30Cの修理を
承りました。
症状はエラー表示「2」
加熱防止サーモ、もしくは感震器の故障です。
10年以上お使いでしたが修理代金が安いこと、
燃焼関係の部品がまだしっかりしていたことで
買い替えではなく修理をおすすめ致しました。

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正面上やや左に2本のリード線が繋がっているのが
加熱防止サーモです。
感振器は右下にあります。
今回は両方とも部品代金は非常に安いので同時に交換しました。

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写真左側が加熱防止サーモ、右側が地震など
ストーブが揺れた時に消火する役目を果たす感震器です。

部品を交換し、試運転をして異常がなければ完了です。

以前、National製のF・F式ストーブの事故があり
ずいぶんと話題になりましたし、それをきっかけに
家電メーカーの多くが燃焼機器から撤退しましたが
キチンとケアして使えば問題ない商品ですので
これからも安心してお使い下さい。

まあ部品在庫があってよかったです

kobaden_itoigawa at 22:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年11月20日

石油ストーブ 芯取替え

最近非常に寒くなってきましたね。
暖房器のお届けや修理がドカッと増えてきました。

石油ストーブの点火がしづらくなったとご相談頂き
買い替えではなく芯の取替えをおすすめし
芯交換致しました。

エアコンや蓄熱式ストーブでの暖房が増えてきましたが
いまだ石油ストーブも根強く使われていますね。

オール電化住宅では万が一の停電に備え
1台石油ストーブを置いておく、なんてお宅も多いです。


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コロナ石油ストーブSX-E290Yです。
キレイにお使いでしたしまだ処分するにはもったいないですね。

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ボディを取り外した状態です。
まずは今付いている芯を取り外します。

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古い芯を取り外しました。
掃除をしたり磨いたりしながら新しい芯を取り付けます。

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新しい芯を取り付けました。
これで元通り組み立てていきます。

仕事を始めた当初は交換したら
対震自動消火機能が働かなかったり
芯の取付位置が悪く点火しなかったり
何回もやり直したのを覚えてます。 
もちろん、今はそんなことないですが・・・

テレビやブルーレイレコーダーのデジタル家電や、
エコキュート、エアコンなどのオール電化家電だけでなく
こういった昔ながらの商品も対応しておりますので
よろしくお願い致します。



kobaden_itoigawa at 19:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年07月12日

コロナエアコン修理 室外機基板 耐塩害処理

コロナのエアコン CSH-ES222の修理を承りました。
こちらのエアコンは3年前にも修理しておりまして
今回は2度目の修理。 故障はまたしても室外機基板です。
症状は5分程で室内機が止まりホットスタートランプ点滅。

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2階外壁に壁掛けしてある室外機です。
ハシゴをかけて天板を開け作業します。

こちらのお宅は道路を挟んですぐ前が海!
塩害による基板の故障です。
取り外した室外機の基板のズーム写真です。
ほとんどの端子が青色に腐食しています。

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海の目の前ですし3年でこれほど腐食するとなると
また同じ故障がすぐ起きてしまうと思われるので
基板の耐塩害処理をご提案しました。

新しく交換する基板の表・裏両面に耐塩害処理剤を吹き付けます。

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1日乾かして、乾いたところでもう1度吹き付けます。
かかってはいけない所は養生してます。
うっかり吹き付けるとエアコンが動作しなくなりますんで

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部品を交換し試運転して修理完了です。

当店ではご希望されるお客様には
新しいエアコンでも耐塩害処理を承っております

上記の通り、乾かす作業などどうしても時間がかかりますので
2、3日程取付までお時間頂くことになります。
よろしくお願い致します。


それにしても、コロナさんの基板は高いなぁ〜・・・
エアコン買う時は安いけど修理は
他メーカーに比べてけっこう高くなります・・・


当店に修理依頼下さりありがとうございました!

kobaden_itoigawa at 12:55|PermalinkComments(5)TrackBack(0)